NORの目に映る世界。 NORというフィルターを通すと、こんな風になってしまうんです。 子供の頃は、汚い街だと思ってた。 大人になって、儚い街だと気がついた。 それならいっそ、浮かれて暮らそうじゃないか。 無情な現を嘆きながら。

2012年04月24日

にわかファン

にわかファン



わたしがすきなもの
それはかぎられていて
かたよっている


しかしそれをあなたは
たったひとこと

おもしろい

といってくれた

わたしはよりいっそう
それをすきになった











子供の頃から活字が苦手で、本なんて片手で足りるほどしか読んできていない。
3ページ読んでは休憩し、また1ページ読んでは本を閉じ、たった一冊の文庫本でさえ最後のページに到達することなくホコリを被る。
時には無くす。
かっこつけて喫茶店などに持ち込んでは見るものの、ドリンクを飲みながら読書なんてことは27年生きてきてしたことがない。

人間の言葉を発し、人間の眼球を鋭い嘴で啄ばみ、盲目の少女へそれを届ける、恐ろしくも哀しい鴉に出逢うまでは…。



いくら探しても見当たらないの。
どこかその辺りに、私の左眼が落ちているはずなんですけど…。
眼球があるはずの場所から顎にかけて、顔に血が伝う。
その直後に私は倒れこみ、気を失った。


~乙一「暗黒童話」より抜粋~



漆黒の鴉が目玉を咥え、幼い少女に近づく表紙に目を奪われ衝動買いした本が、乙一作「暗黒童話」
あたしが初めて購入した、記念すべき第一冊目である。
描写は少々気味が悪く、しかし読むことを止められなかった。
文庫本とはいえ、読書と無縁だったあたしが、3日で読み終えるという偉業を成し遂げた(大袈裟

それからと言うもの、乙一シリーズを探しては読み漁り、とうとうあたしの部屋に本棚と呼ばれるものが出来上がった。


そしてなぜ上の写真に「暗黒童話」が写っていないのかと言えば、答えは簡単。
再読しているため、寝室に置きっぱなし。
取りに行くのが面倒だったからです。

本棚から引っ張り出したお気に入りの4冊は全て乙一さんの作品です。
最新購入は、「失はれる物語」
デビュー作は「夏と花火と私の死体」
特にゴリ押ししたい作品は「暗いところで待ち合わせ」
ちょっとコミカルでクスッときちゃう「平面いぬ」

どれもこれも短編集になっていて、読み飽きることが無い。
飽き性、3日坊主のあたしにはぴったりの本である。


これの他にも、随分探し回って最近ようやく手に入れた「The Book」と言うのもあるが、これは特別思い入れがあるのでまた後日更新予定。



あたしの読書ブームはまだまだ先が長そうです。

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Posted by NOR at 23:17│Comments(0)
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