2012年06月11日
現実が理想を上回ることなんてないと思っていたのです。
「NORさんの理想の男性ってどんな人ですか?」
「理想?理想なんてあるかアホ。理想なんて幻想と同じだろぃ。そんなもの描いてたって時間の無駄無駄!」
「NORさんてリアリストなんですね…」
「おぅよ」
二十数年間、これで通してきた。
嫉妬はしない。
干渉もしない。
お互い、やりたいことを。
一緒にいないときはプライベートな時間。
その間は何をしてても構わない。
帰って来る場所があたしのところであればそれでいい。
嘘だらけの現実。
嘘で塗り固めた価値観。
そんな関係で満足できるわけが無いのに。
わかっているのに。
それでもそうし続けてきたのは、傷付きたくないから。
痛いのはいやだから。
全てを最低レベルで考えていれば、大して傷付かないのをあたしは知った。
ドタキャンされることや連絡がつかなくなること、浮気をされること、捨てられること…。
いつも覚悟を決めていれば「やっぱりな」で済んでしまう事をあたしは知っている。
大嘘wwwwwwwwwww
本当は、いつも傍にいたいしあたしのこと意外考えて欲しくないし、あたしの身体だけ求めて欲しいし、あたしだけを見ていて欲しい。
欲しい
欲しい
欲しい
全部全部あたしのものにしたい。
心も身体も声も笑顔も言葉も呼吸も心臓も内臓も脳みそも全部あたしのものにしたい。
したい
したい
したい
どこにいるの?
何してるの?
誰といるの?
誰と話してるの?
誰の声を聞いたの?
誰に声を聞かせたの?
誰にメール送ったの?
誰からメールが来たの?
あたし以外のどこの誰に…
あたしは欲望の塊。
嫉妬の塊。
手放すくらいなら、殺して死んでしまいたい。
あたしの知らないところには行かないで。
あたしのいないところで笑ったりしないで。
あなたの笑顔は声は心は、全部あたしのものだと言って。
あなたの時間は全てあたしのものだとそう言って。
あたしの理想はあなたそのもの。
いつもあたしが一番で、あたししか見ていなくて、あたししか欲しがらない、あなたそのもの。
あたしが欲しい現実は、あなたが持っている。
あたしの理想と現実は、あなたがかたちにしてくれた。
Posted by NOR at 00:48│Comments(0)
│字
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。