NORの目に映る世界。 NORというフィルターを通すと、こんな風になってしまうんです。 子供の頃は、汚い街だと思ってた。 大人になって、儚い街だと気がついた。 それならいっそ、浮かれて暮らそうじゃないか。 無情な現を嘆きながら。

2013年10月31日

忘れ去られた記憶

3年前のことが
遠い昔のような気がする。

何をして生きていたかなんて、小指の爪ほども覚えていない。
まだまだ10代の気持ちを捨てきれず、だけど大人のフリをして。
中身は空っぽ、外身は一丁前。
スカした女がかっこいいと、咥え煙草に火をつける。

あーあー
そうだった
確かそんな風に生きていた。

あの頃の友人は
誰一人あたしの行方を知らない。
生きているのか死んでいるのか…

そんなあたしも、友人だった人達の顔すらまともに思い出せない。
生きてても死んでてもどうでもいいとさえ思えてくる。















テレビで「泣き虫」という言葉が流れた。
「泣き虫」で思い出した女がいた。

30も過ぎてフラフラ遊び歩いて、金も男もなくて、わがままで勝手で自由で美人な女だった。
酒を浴びるように飲んで飲んで飲んで…明け方泣きながら電話をしてくるような女だった。
あたしはそいつを「泣き虫」と呼んだ。

泣き虫は今頃何をしているんだろうと思ったけど、電話番号もメールアドレスも、見事に粉砕した前の携帯に置いてきてしまった。
バックアップは取らない主義だから、向こうから連絡が来ない限りわかんない。
でもあたしは、知らない番号も取らない主義なんだ。


唯一彼女の生存確認が出来るブログに飛んでみたけど、更新は2008年で止まってた。
死んでるかな。
生きてるかな。
「結婚したい」って言ってたけど、あんたは一生結婚なんて出来ないよ、と心の中で思ってた。


酒に溺れてのたれ死んでなきゃいいなと思うだけで、きっと明日にはまた底なし沼のような記憶の彼方へ飛ばされてしまうと思うんだ。
あたしの中の彼女の存在なんて、そんなもん。
きっと、彼女にとってのあたしの存在も、そんなもん。









ちっぽけなHDは限界値突破。
あたしのDelete Keyは容赦ない。

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