NORの目に映る世界。 NORというフィルターを通すと、こんな風になってしまうんです。 子供の頃は、汚い街だと思ってた。 大人になって、儚い街だと気がついた。 それならいっそ、浮かれて暮らそうじゃないか。 無情な現を嘆きながら。

2013年01月14日

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貴方の眼に映るわたしは
どんな風に笑っているか

教えてくれる?










随分長い間、一緒にいたような気がしてた。
何でも知っている気になっていた。

メールの数を数えた。
デートした数を数えた。
抱かれた夜を数えた。

数えて初めて、まだそんなに長くはないと気付く。

月日が流れるのは、早い。
時間は、短い。


そんな刹那的な時間を共に過ごす。
奇跡的な時間を重ねながら、日々は構成されている。
笑顔や声や言葉を一緒に刻みながら。




写真を撮るようになって、8年ほどが経ちます。
本格的なカメラを構えるようになったのは、6年前。
もうそんなに経つのかと、自分でも驚くほどです。
夢中になれたのは、写真くらい。

今まで、撮られるのは大嫌いで。
自分の顔や仕草が切り取られて残るのがとても嫌で。
だから自分の写真はほとんど残っていません。
中学時代、高校時代、その前もその後も、思い出は自分の中に残っている物だけで良いと思ってきました。

Jrの写真はたくさん撮ってきたけど、Jrと二人で写った写真はほとんどありません。

ポートレート写真を撮るようになったのは、2年ほど前。
今の自分は今だけなんだと気がついたから。
コンプレックスを隠すように撮り始めました。
大嫌いな自分を大好きなカメラで撮り続けて、それでも、他人に撮られるのは相変わらず嫌でした。





相方が見ているわたしは、とても綺麗なんだと思います。
まるで別人のように、写真の中で笑っている自分。
くすぐったいような、恥ずかしいような、落ち着かない気持ちになります。
それでもわたしは、相方が撮るわたしの写真が大好きです。


たくさん思い出を残したいと思うようになったのは、今が初めてです。
そういう気持ちって、きっと環境に左右されるんだなと思いました。



わたしの思い出が増えていく。
あなたの手によって。
わたしが今まで撮る事が出来なかったわたしを、あなたは残してくれる。

あなたが写すわたしは、世界で一番綺麗だと思う。



あなたは、世界で一番綺麗なわたしを知っている。






あなたが撮った
いくつものあたしは

どれもこれも違う顔をして
あなたを見ていた

違う顔で
あなたを愛していた


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Posted by NOR at 17:17│Comments(0)
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