NORの目に映る世界。 NORというフィルターを通すと、こんな風になってしまうんです。 子供の頃は、汚い街だと思ってた。 大人になって、儚い街だと気がついた。 それならいっそ、浮かれて暮らそうじゃないか。 無情な現を嘆きながら。

2011年12月31日

行く年来る年





この道を真っ直ぐ
そうすれば
明日へ行ける

この道をゆっくり
そうすれば
未来へ繋がる







また一年が終わります。
ロッテのチョコパイをもぐもぐしながら、年の瀬にPCにかじりついてるのです。
毎年恒例です。
いっときネット廃人になりかけて危ない時期がありました(何
そして今年も往々にしてこの時間睡魔に襲われています。
眠いです。
瑣末な理由ではありますが、多少寝不足なのであります。



今年もいろんなことがありました。
兄弟のことや親のこと、仕事を変えたり、彼氏が出来たり怒涛の1年でした。
おおよそのことが1年とは言わず半年ほどで起きたことなんですが。

とにかく忙しい年でした。
来年は平穏に、平和に過ごしたいなぁ。




今年出逢った人に感謝の気持ちを込めて。
例年変わらず優しくしてくれた人に敬意を表して。
今年も一年、大変お世話になりました。
そして一年お疲れ様でした。
残り数時間、よい年末をお過ごしください。



また来年、お会いしましょう。



2011.12.31 NOR  


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2011年12月25日

Christmas Night





聖なる夜に祈りを捧げよ

罪は赦され
開放される

神の生誕に歓喜の歌を

星屑を手に
闇を背に
全ての民に神の加護を



聖なる夜に命を捧げよ
神の生誕に歓喜の嘆きを










仏教を信仰してきた我が家にも、クリスマスはやってくるもので。
まぁ、信仰心にあついのはうちの祖母までだったんで、あたしは特に何も気にしていないしむしろ知識も何もないわけです。
クリスマス祝ってたほうが数倍楽しいしねw
とにかくイベント事が大好きなわけでして。

だけど、今年のクリスマスほど、24日25日を恨んだ年はありません。
クリスマスなんかクソ食らえ。
無くなっちまえド阿呆が!!


見渡す限りカップルカップルカップル…
なんだお前たちは。
張り倒すぞ、と。
ニコニコケーキなんか持って歩いてんじゃねー!!
プレゼントなんか誕生日以外いらんだろうが!






はぁあぁ…
わかっちゃいたけど…
こんなに寂しいとは…


愛しのsweetは、クリスマスだろうが誕生日だろうが関係なく、揺ぎ無い愛を探して仕事をしているのです。
ヲィ、揺るがない愛はここにもあるじゃないかwww
貴様は盲目かww


そんなわけで今年のクリスマスは、姉妹3人でパーチーかまして来ました。
合間合間にsweetに電話を入れたりメールしたり、写真で様子を送信したり。
出来れば一緒にいたかったんだぞ。
姉ちゃんも妹も「これればよかったのに残念」って言ってくれてたぞ。


これから何度も来るクリスマス。
毎年最高のケーキを用意して神様にお祈りしよう。
めぐり合わせてくれた神様に、感謝の祈りを。


Merry Christmas For My Sweet.  


Posted by NOR at 23:11Comments(0)

2011年12月18日

ミチシルベ





先へ進みなさい。

いいことがあるかもしれない。
悪いことかもしれない。


しかし進みなさい。
止まらず歩み続けなさい。

いいことならば喜びなさい。
悪いことならば受け入れなさい。
そしてまた進みなさい。


路はいつまでも
続くのです









人は誰でも悩み苦しみ立ち止まる時がある。
人は決して独りでは生きて行けない。
助け、助けられ、救い救われ。

大切なのはいたわること。
大切なのは許しあうこと。
大切なのは理解すること。

一番大事な人を思い出して。
今その人はどうしてる?
泣いてる?
笑ってる?


泣いているなら抱き締めてあげて。
あなたの温もりが一番心に響くはず。
笑っているなら見つめてあげて。
あなたの視線が一番心地いいはず。

苦しみは半分こに。
喜びは二倍に。
そうして人は誰かの支えに、誰かのミチシルベになっていくのです。




ここまで来るのに随分長い時間をかけてしまったな、と思う。
今までしてきたことがまるで中身の無いものだと今気が付いて、でも何も中身がなかったからこそ、今あるべきものが本物だと知ることが出来て。

初めて、心の底からなくしたくないと思った。
体が引き千切れるような気持ちを味わった。
離れてしまうことが怖くて怖くて、立っているのもやっとだった。
携帯を握る手が震えた。
膝が何度も落ちた。
声が出なかった。
怖かった。

アンタの口からそんな言葉は聞きたくなかったよ。
このあたしに、よくもそんなことが言えたもんだな。

そんな得意な強がりさえ、表すことが出来なくなった。
そのくらい、あたしはとても弱くなっているんだよ。
心も体も、ボキボキに折れてしまう。

だけどあたしは全力で君を直そうと思ったんだ。
治すんじゃなくて直す。
壊れた君を直しに、あたしは全力で走った。
君のためなら、粉砕骨折したって構わないんだよ。
皮膚が破れようが、血を吐こうが、片目が転がろうが。
そんなことはどうだっていい。
ただただ、君が愛しくて、手放すことはもう出来なくて、笑って欲しくて。

だって君はあたしのミチシルベなんだ。
暗いでこぼこ道も、君と手を繋げば歩いていけるんだよ。
そんなミチシルベをなくしてしまったら、あたしはこの先どうやって生きていけばいいのさ?
そんなこと想像も出来ないよ。
だからあたしは君を直す。
壊れた君を。
崩れた君を。
継ぎ接ぎだらけでも愛しているよ。
鉄骨剥き出しでも、愛しいんだよ。





君が見たかったものは、見えたかい?





「貫き通した深い愛情」がさ。  


Posted by NOR at 23:47Comments(0)

2011年12月12日

stray cat





気まぐれ猫は今日も行く

湿った路地裏屋根の上
足音もなく近づいて
触れる間際に去っていく

しなやか腰つき誘い出し
ゆらゆら尻尾で
「ご機嫌いかが?」

日差し輝く野原抜け
気まぐれ猫は今日も行く








うちにね、9月の末から子猫が来てね?
拾ったときは、ホントにもうちっちゃくてぷるぷる震えてて、今にも死んでしまいそうなほどだったの。
近所の野良猫にいじめられてるところを救出して、一旦自宅で保護するつもりで連れて帰ってきたんだけど。

あたし、もともとそんなに動物好きじゃなくて。
特に犬が苦手で。
過去一回、ハムスターを飼ってた時期があるけど、引越しのストレスでお別れしなきゃいけなくなっちゃったの。
そのときものすごく悲しくて、泣きながらハンカチに包んでお墓に入れてあげたの。
二度とあんな思いはしたくない。
動物苦手って言ってるけど、やっぱり家にあるもの、いるものには情が移るんだよ。
それなのに、いじめられてる子猫を見てほっとくことは出来なくて。
ペット禁止のアパートにコッソリ持って帰ってきちゃったわけさ。


「あ、もしもしお母さん?カイさん(実家猫)の使ってないおもちゃとかないかね?」

「そんなものどうすんの?」

「いやー…実は猫、拾っちゃってさ。」

「だってアンタ、猫嫌いじゃん。」

「まぁまぁ、弱者は放っておけないタチでしてw」


身近に猫飼ってる人がいてよかったなぁって、この日初めて思いましたww
猫ベッドやら猫じゃらしやらトイレ砂のあまりやらを子猫のために抱えて帰ったあの日。
生まれて初めて猫用缶詰を購入したあの日。
必死にご飯を食べてた子猫。
水の飲み方も下手くそで、足取りも覚束無くて、部屋の中をぐるぐる探検して、洗濯物やら布団やら匂い嗅ぎまくって。
一通り様子を伺ったあと、子猫はあたしの膝の上で眠った。

小さな呼吸音。
弱い鼓動。
それを一生懸命守るふわふわの毛。
丸まって眠る子猫はまるで毛糸玉のように柔らかかった。

里親を探そうと思っていた。
普段仕事で家を空けてしまうし、何よりも、動物が苦手なあたしに飼えるとは到底思えなかった。
ぎこちなく震える手で子猫を撫でると、匂いを嗅いで、ザラザラした小さな舌で手の甲をくすぐった。
首の下辺りを掻いてやると、いっちょまえに喉をゴロゴロと鳴らした。








んああぁぁぁあぁぁ
かわええぇえぇぇえぇぇえぇぇ!!!








あたしは見事に、この小さな雌猫に誘われてしまったわけw
キジトラの、名前は「みぉ」
ご飯くれくれって、「みーぉ!みーぉ!」って鳴くから。

そんな子猫も、3月には大人猫に近づくようで、病院で少し頑張ってもらわねばならんのです。
病院終わったら少し高いご飯買ってやっかんなぁ!
毎日徳用のカリカリと6缶298円のグニャグニャご飯しかあげなくてごめんなーww
この前スーパーで見っけたチーズ入り高級カリカリと、カクテルグラスに入れて「チンチンチン♪」ってやるCMのグニャグニャ買ってやるからな!!
がんばるんだぞー!


こんな可愛いみぉタンでも、一つ許せないことがあるの。
引っ掻くのも噛むのもこれから根気強く躾けていく覚悟は出来た。
猫トイレの匂いも、こまめに消臭してあげる。
傷だらけになりながらお風呂もちゃんと入れてあげる。

だけどね…




あたしの大事なsweetの膝の上を陣取るのだけはやめてくれないか!!!!
そこはあたしの特等席で、あたしだけの特権なんだぞ!!!
お前みたいなチビ猫に取られてたまるかチキショウめ!!!  


Posted by NOR at 12:55Comments(0)

2011年12月09日

一輪花





愛しい君に花束を
寂しい君に花束を




だけど…




鮮やか艶やかな花束も
君と並べば霞んで見える

美しい君が際立つのは
煌びやかな舞台より
たった一つのスポットライト


そんな君には
一輪花がよく似合う








以前働いていた洋食屋さんがやむを得ず閉店となったとき、常連のお客さん達は連日のように足を運んでくださった。
いつもいつも食べているメニューなのに、美味しい美味しいと召し上がってくださった。
その顔を見るのが大好きだった。

「NORちゃんは働き始めて短いのに、慣れた動きするのねー!」

勤めて間もない頃、常連の奥様が声をかけてくださった。
上品で、綺麗で、還暦も過ぎるというのにそれを感じさせない若さを持った方だった。
それを鼻に掛けるわけでもなく、気さくに、しかもとても豪快に笑う人。
その人が大好きだった。

たった1年、働いただけだったのに今でもその建物を見ると涙が出そうになる。
レンガ造りの、洋風3階建て。
ゴスロリ系レディ達がわざわざ写真を撮りに来ていたのを思い出したよw

そのお店であたしは、苦手だった「人の目をみる」ことを克服した。
もともとはそれが出来ていたのに、とあるきっかけでそれをしなくなった。
視線を外すようになり、視線を避けるようになり、人を見ないようになった。
そこでは、あだ名で呼び合うことになっていた。
あだ名は店長の奥さんが決めてくれた。

「NOR、ちゃんと前を見てね?顔も心も体も、必ず前を見るの。そうすれば、きっとみんな愛してくれるから。」

あたしは、彼女の言葉を忘れない。
落ち込んでいるときや失敗したときに、必ずこうして声をかけてくれた彼女。
あたしは忘れない。
1年間、彼女はこうして出来損ないなあたしを育ててくれた。
前を見て生きることを、人を見ることを教えてくれたんだ。

丸1年働き、あたしは人の顔と名前を覚えることが得意になった。
営業最後の日、着慣れた制服に腕を通す。
涙が出た。
化粧がボロボロになるほど泣いて、一日働いた。

「NORちゃん、お疲れ様。初めて逢った頃よりずっと綺麗になったね。これからも頑張ってね!」

常連の奥様が、ピンクの花のブーケをくれた。
小さな造花のブーケ。

「NORちゃんは、絶対に枯れないと思ってるの。枯れて欲しくないと思ってるの。だから枯れない花束を選んで作ってきたの。大切に生きてね。」

いつも綺麗で美しかった奥様は、癌を患っていたらしいことを最後の日の夜に聞いた。
あたしはブーケを握り締めて泣いた。
大声で、辞めたくないと泣いた。

枯れないピンクのブーケ。
いつまでも枯れない、美しい花が、今でも部屋に飾ってある。



「本当はね、NORちゃんには一輪挿しをプレゼントしようと思ってたのよ。でもね、一輪挿しは儚いの。寂しいの。だから貴方には向かない。だけど、貴方には一輪挿しが似合うと思うわ。飾らない、余計なものは身につけなくても十分美しい一輪挿しに、貴方はよく似てる。」



いつかあたしは、凛と立つあの奥様のように、強く咲く一輪挿しのように、美しく生きたい。  


Posted by NOR at 23:04Comments(0)

2011年12月04日

おかえり。





今宵も貴方に優しいキスを

これから何度
貴方の「ただいま」が聴けるだろう
これから何度
貴方へ「おかえり」が言えるだろう

扉の向こうの貴方の足音が
鍵を開ける合図になるよ



さぁ
今宵も貴方に優しいキスを
私のもとに帰ってくれた
優しい貴方に優しいキスを





この時期は大根が安くなるからいいね
大根って、どんなことしても失敗しないから好きw
いい食材だw

もうそろそろおでんが美味しい季節になるわけだけど、どうもおでんをおかずに白ご飯を食べることが苦手なようです。
そのほかにも、ホワイトシチューと白ご飯が苦手。
でもおでんの出汁で作る雑炊は最高だ!



総じて言いたいのは、ご飯は賑やかに食べるのが一番美味しいってこと。
  


Posted by NOR at 23:56Comments(0)

2011年12月04日

愛煙家





君の香りがした
甘い
気の遠くなるような香り

その匂いで
君がどこにいるのかすぐにわかる





煙草、吸える場所がめっきり減ったなぁ。
店先の灰皿とか、喫煙所とか、瞬く間に無くなっていった気がする。
だから余計に、路上喫煙が目立つようになった。

某商店街に新しいジッポを買いに行きました。
相方の仕事の関係で、クリスマスはどうやら一緒にいられない模様。
もうここ何年も誰かとクリスマスを一緒に過ごした記憶はないし、特に気にもしていなかったのだけど。
もちろん、相方と一緒になってから、イベント事はことごとく無理だろうと予想はしていたしw

物欲のないあたしは、結構な時間悩みました。
欲しいものなんて特別なかったから。


「あー、ねぇ…ジッポが欲しいな。どうせ買うならおそろいにしよう。」


先日、職場でジッポをなくした。
安物だし、諦めも早かった。
最終的にはなくしたジッポも出てきて、新しいものを買う必要はなくなってしまったけど、あって困るようなものじゃないし、そろそろ使い飽きてきたところだったんです。
デザインが下品だしねwww

専門店へ二人で足を運び、店内隅々まで、舐めるように散策した。
最近では珍しい、ジッポ専門店。
店内にあるもののほとんどが一点もので、まるっきり同じものを探すのには骨が折れる。

ああでもないこうでもない、それじゃないあれじゃない、これはいやだあれはいやだ…
散々悩み倒して、ターコイズとオニキスがはめ込まれた、彫り違いのジッポを買ってもらいました。

買ったその日から手に馴染むような感覚があって、すごく使いやすいし気に入った。

「オニキスのほうがNORっぽいよ。」

てことで、オニキスはあたしが、ターコイズは相方が。



12月3日
少し早いクリスマスを仲良く過ごさせていただきました。
ありがとう。

みなさんも、よいクリスマスを!
Happy Merry Cristmas☆  


Posted by NOR at 14:50Comments(0)

2011年12月02日

時間よ止まれ





とてもとても静か
風の音や葉のそよぐ音
虫が鳴いたり鳥が鳴いたり

そんな時間を数分でも貴方と感じたから
本当に
時間が止まってしまったのかと思ったくらい


雑踏やタイヤの撓る音さえなくなってしまえば
私たちの時間は
止まったままでいてくれたかもしれないのに…






愛しい人と同じ時間を一緒にいた時間が短ければ短いほど、時間が止まってほしいと思う。
さよならする時間が迫れば迫るほどに。
逢えない時間が長ければ長いほど、今日も明日も明後日も、丸ごとすっ飛んで欲しいと思う。
次の約束まで、とても耐えることが出来ない。

時間は、欲しいと思う時ほど短く、早く過ぎ去れと思う時ほど長い。



また明日も、長い一日が始まるよ。
貴方に逢えない長い一日が。

でもそれを過ぎれば、貴方と過ごす短い一日が待っている。
刹那的な甘い時間。

神様どうか…ほんの少しだけ時間を止めてください。
あの人の傍にいる間だけ…。  


Posted by NOR at 05:26Comments(0)