NORの目に映る世界。 NORというフィルターを通すと、こんな風になってしまうんです。 子供の頃は、汚い街だと思ってた。 大人になって、儚い街だと気がついた。 それならいっそ、浮かれて暮らそうじゃないか。 無情な現を嘆きながら。

2011年12月02日

時間よ止まれ





とてもとても静か
風の音や葉のそよぐ音
虫が鳴いたり鳥が鳴いたり

そんな時間を数分でも貴方と感じたから
本当に
時間が止まってしまったのかと思ったくらい


雑踏やタイヤの撓る音さえなくなってしまえば
私たちの時間は
止まったままでいてくれたかもしれないのに…






愛しい人と同じ時間を一緒にいた時間が短ければ短いほど、時間が止まってほしいと思う。
さよならする時間が迫れば迫るほどに。
逢えない時間が長ければ長いほど、今日も明日も明後日も、丸ごとすっ飛んで欲しいと思う。
次の約束まで、とても耐えることが出来ない。

時間は、欲しいと思う時ほど短く、早く過ぎ去れと思う時ほど長い。



また明日も、長い一日が始まるよ。
貴方に逢えない長い一日が。

でもそれを過ぎれば、貴方と過ごす短い一日が待っている。
刹那的な甘い時間。

神様どうか…ほんの少しだけ時間を止めてください。
あの人の傍にいる間だけ…。  


Posted by NOR at 05:26Comments(0)