NORの目に映る世界。 NORというフィルターを通すと、こんな風になってしまうんです。 子供の頃は、汚い街だと思ってた。 大人になって、儚い街だと気がついた。 それならいっそ、浮かれて暮らそうじゃないか。 無情な現を嘆きながら。

2011年11月29日

伴侶





お隣、座ってもいいですか?
ええ、構いませんよ


手を繋いでもいいですか?
もちろんです


キスをしてもいいですか?
僕もそう思っていたところです


ずっとここにいてもいいですか?
行く場所なんてここ以外にあるのですか?


お婆ちゃんになってもですよ?
じゃあ僕はお爺ちゃんですね


しわくちゃの手を握っていてください
それすらとても愛おしい






仲睦まじく手を繋いで歩く老夫婦
寄り添って歩く姿は、どんな景色よりも美しく思えるのです。

女は3歩下がって…って関係
あたしはどうも苦手なんです。
それではバランスがどうも悪いような気がして…。

あたしね、歩くのがとても遅いのです。
よく蹴躓くのです。
階段もよく踏み外します。

ですから、隣で手を引いてくれていないととても危なっかしいのです。
彼もそれはちゃんとわかってくれているんでしょう。
いつも手を引いてくれます。
階段も、必ず一段下がって降りてくれます。
彼が一段下がると
目線がすごく近くなります。
お姫様になった気分なのですよ。



皺の数は、自分がもらった幸せの数と同じだと、子供の頃に誰かに聞いたのです。
子供心に、しわしわのおじいちゃんやおばあちゃんは、たくさんの幸せをもらってきたのだと思っていました。
自分もいつか、しわしわのお婆ちゃんになりたい、と。

大人になると、それが大敵になることを知りましたがww



いつまでもいつまでも傍に。
年老いて、耳や目が利かなくなっても、貴方の匂いだけはきっと忘れないでしょう。
私の髪に染み付いた、甘い貴方の香りをいつまでもいつまでも記憶しているでしょう。

しわしわの手を握っていてください。
しわしわの貴方のその手で。  


Posted by NOR at 21:49Comments(0)

2011年11月29日

COLOR





あの家の黄色い車は
見方によっては金色の馬車に見える

あの子が着ている白いスカートは
羊の毛と同じで真っ白じゃないんだ

公園のベンチの老人は
灰色の歯を見せて
煙草の白い煙を吐いた

小麦色に焼けた女の子が
美白の話を自慢気に口にする

迷彩服の彼は一体
このカラフルで味気ない世界から
一体何を守ろうとしているんだろう。






むかーしむかし
NORは歌を歌っておりましたとさ。
そのとき初めて作った曲のタイトルが「COLOR」


どうしたって見つからない
小さな想いがあるとしたら
それを包む大きな想い
自分色に塗りつぶそう

未来は今日からもう
始まっているんだね
そう明日へ

歩き出すために
しっかり充電しとかなきゃ
空に向かって
心 開け 届け
歌い出せば ホラ
強くなれるcolor

追いつけない追い越せないって
弱い意志を持ってるなら
暗い暗い心の色
明るい色に塗り替えよう

風に流されても
涙は流さないように
振り向かないで

時計の針は確実に
一分一秒時間を進めていく
余計なことは考えず
一歩一歩前へ進んでいこう
そう明日へ

あたしのcolor探して
歩き始めるのここから
あたし色に染める
今日も明日もずっと

歩き出すために
しっかり充電しとかなきゃ
空に向かって
心 開け 届け
歌い出せば ホラ
強くなれるcolor


とっても前向きな曲ですね。
若かったんですね。
夢に満ち溢れていたんですね。
あああ
なんて恥ずかしい…ww

若かりし頃の
青春の一ページを紐解いてみました。  


Posted by NOR at 02:07Comments(0)